[割とネタバレ注意]天気の子を見て・あらすじと感想・新海誠の主張を探る

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最近、ブログで日記的な記事を書いていなかった佐野(@otaku_info_sano)です。

SEOとかも大事ですが、たまには息抜きということで「天気の子」を見てきたので紹介したいと思います。今回の記事では、僕のしょうもない感想・新海誠さんが伝えたかったのではないかという主張、僕の評価を紹介していきます。

ちなみに最近見る映画が洋画に偏っていたので久しぶりの邦画でした。洋画の時は半分英語のリスニングをしに行ってるので、久しぶりに日本語ネイティブの特権を生かすべく、日本語アニメを楽しみにしながら映画館へ向かいました。

ちなみに今回訪れた映画館は東宝シネマズ流山おおたかの森です。高校の時にはよく言っていた映画館でしたが最近は新宿が多くなっていたので懐かしい気分でした。

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『天気の子』の全体のあらすじと感想

あらすじから紹介していきます。

ストーリーのはじまり

物語はヒロインである天野陽菜(あまのひな)が病床に就いている母といる場面から始まります。

ふと陽菜が外を見ると、雲の間から一点だけ光がさしており、その光がさしているビルへ向かうのが見えました。

ビルの頂上へ行き、鳥居を発見した陽菜は、また家族で一緒に暮らせるように願いながら鳥居をくぐると、

その時、陽菜は空の上の世界へと行くことができたのです。そしてしばらくすると鳥居の下で目を覚ますのでした。

一方の穂高は故郷の島からフェリーで東京へ向かっていました。海があれる中、フェリーが大きく揺れ海に投げ出されそうになる穂高を須賀啓介という男が助けました。

その後名刺をもらい、船を降りる穂高は数日間ネットカフェで生活をするも、お金が尽きバイト先をさがすことになります。しかし、16歳の穂高を身分証や親の許可なしに雇ってくれるところもなく、途方に暮れてしまいます。

更に、警察に職務質問され、何とかかいくぐるも寝泊りする場所がないため、雑居ビルの入り口で寝ることになりますが、ビルの利用者から煙たがれ、暴力を受けます。その際にゴミ箱に当たり、中のごみが散乱します。そして偶然、そのごみの中に銃のようなものを見つけるのでした。

その後も、お金が少なくなるにつれてマクドナルドで過ごすことが多くなっていきますが、ここでヒロインの陽菜と出会います。陽菜は穂高がマクドナルドにたびたび来ていることを知っており、ビックマックを無料でくれるのです。

須賀の下で働き、陽菜と再会する

お金が無くなるにつれて生活がますます苦しくなっていく穂高に残されたのは、フェリーに乗った際の須賀を頼ることでした。

須賀の下を訪れた穂高は、須賀が経営している小さな編集プロダクションで穂高は働くことができるようになりました。しかも、条件は住み込み、食事付と今の穂高にとってはこの上ない好条件だったのです。

須賀の仕事はいわゆるしがないライターでオカルト記事などとにかくどんな仕事でも受けるものでした。そして、穂高はどんな時でも晴天を呼ぶ100%の晴れ女に関する調査を行うことになります。

ここから穂高は須賀の会社に順応していき、しばらくたったある日、ある少女が金髪のやくざ風の男に風俗かなにかの勧誘を受けている場面を目撃します。

穂高はそれが陽菜だと気が付き、陽菜を助けるべく新宿の街を逃げます。しかし、すぐにつかまってしまい、やくざに馬乗りにされてしまいます。そこでふと雑居ビルのごみ箱から手に入れた拳銃の存在を思い出します。穂高自身本物だとは思っていなかったものの、とっさに拳銃の引き金を引きました。

すると、実弾が発射され、大きな銃声がしました。さすがに実銃を使われるとまずいためやくざたちが退散します。

陽菜は穂高を連れ、あの日の雑居ビルまで逃げます。

そこで陽菜と穂高は口論となり、次第に身の上を話すようになります。その際に銃を廃ビルに放棄しました。そして、そこでわかるのが陽菜がマクドナルドのバイトを首になってしまい、すぐにお金が必要だったことを話しました。

その後屋上へと向かい、自分の「100%晴れにできる能力」を穂高に見せます。そして、陽菜が18歳、穂高が16歳である事を告げます。

穂高が100%の晴れ女を使ったビジネスを始める

その後、陽菜の家へ行くことになった穂高は、陽菜の弟である凪と暮らしていることを知ります。

そして陽菜が100%の晴れ女であることを知った穂高は、ネット上で雨や雨予報を100%晴れにするビジネスを始めることにしました。

穂高が作ったサイトにはとあるフリーマーケットの関係者から仕事の依頼が入ります。

仕事の当日、関係者の多くは期待していなかったものの、なんと雨を晴れに変えて見せて、陽菜の能力を再確認するとともに、お祝儀?のようなものとしてさらに2万円をわたされるのでした。

こうして、お天気ビジネスが通用するとわかった穂高たちはたくさんの依頼を受けることになります。

たくさんの依頼を受ければ受けるほど、評判が上がっていく穂高のビジネスはついに神宮の花火大会までに及びます。

そして、なんと当日の花火大会で雨を晴れに変えた穂高は報酬の一部として、ビルの屋上から花火を楽しむことができるのです。

晴れ女を使ったビジネスのデメリットが露呈

花火大会以降、更に依頼が増えてしまった穂高たちは晴れ女ビジネスを休業することを決めます。

今受注した案件は消化するということにし、立花家へと向かいます。この際に初盆を晴れにしてほしいという依頼を完遂するとともに、初盆の意味について知る穂高たち。

そして立花瀧(君の名はの主人公)と話を続けるうちに、陽菜の誕生日が近い事に気が付きます。

穂高は陽菜への誕生日プレゼントのため、アクセサリーショップに向かいます。しかし、数時間ほど悩んだ末に、店員さん(君の那覇のヒロイン、宮水 三葉)にこの指輪をもらったらうれしいと感じるか聞くことになります。

店員はそんなに考えたものをもらったら誰でもうれしいと感じるという旨の話をし、穂高はそれを購入し陽菜へプレゼントすることを決心するのです。

天気の巫女伝説を聞く&須賀の依頼

須賀と夏美は取材のためにある神社を訪れていました。そこで天気の異常気象などなく、天気は漢字の通り天の気持ちである事を伝えられます。。

そして同時に天気の巫女についての話を聞くことになる。その話では、世界のどこにも天気をあやつる(治癒)する人がいたが、その巫女自体が人柱としてやがて消えてしまうのだといいます。。

その話を聞いた後、須賀は離婚した妻の娘と遊ぶために、雨を晴れにしてもらうように晴れ女のビジネスを利用することに。

最後の依頼が終わり、その帰り際、穂高が陽菜にプレゼントを渡そうとすると、陽菜が急に空へと浮いてしまいます。

そこで陽菜は体が少しずつ透明になってること、自分が晴れ女になった経緯を穂高に話しました。

警察・児童相談所の介入

穂高の両親が捜索願を出していたこと、さらに穂高が拳銃を発砲したことで警察の手が迫ってきます。

陽菜の家には警察のみならず、子供だけで生活していることを問題視している児童相談所も来てしまいます。

更に須賀の事務所まで警察の手は及んでおり、須賀は労働基準法違反や児童誘拐などにもなりかねないため、穂高に逃げるよう言い、手切れ金としてお金を渡しました。

穂高は陽菜と凪を連れて東京中を逃げ回りますが、ただでさえ雨ばかりであった東京に季節外れの豪雨や雪がおそいます。

更に警察に見つかるなど、大ピンチですが陽菜が雷を車に落とし、炎上させることで危機を回避します。

多くのホテルを訪れ、断られ続けるも最後に何とか入れてくれたラブホテル。そこで順番にお風呂に入ったり、半ば最後の晩餐というように、カップヌードルなどを食べます。

0時になると穂高は陽菜にプレゼントを渡します。そして陽菜は自分の晴れ女が何を示しているのかを穂高に話します。陽菜によれば自分が人柱(犠牲)になることで、東京の天気をはれにすることが自分の使命なのかもしれないといいます。更に晴れにするビジネスで多くの人の笑顔にできたことで、陽菜の中にアイデンティティのようなものが形成されていました。

朝、穂高が目を覚めると彼女はどこにもいませんでした。

警察が迫ってくる

そして警察がホテルの中に突入してきました。そして穂高は捕まり、凪は警察に保護されることになります。

穂高が外に出ると、前日とは打って変わって雨がやみ、晴天の空が見えました。

空を見上げると、そらから指輪が落ちてきました。陽菜にあげた指輪が落ちてきたことで、穂高は陽菜が人柱になったことをはっきりと知るのです。

その後、連行される中で、凪たちの奮闘もあり、穂高は取調室から脱走します。夏美のカブに乗って、警察とのカーチェイスを繰り広げるのでした。

それでも、前日の雨で冠水した道路は超えられませんでした。夏美は穂高だけ逃がします。そして穂高は線路内を逃げることになるのです。

しばらく線路などを走り、ようやく廃ビルにたどり着きます。廃ビルへいくと須賀が待っていました。

須賀は穂高に警察に投稿するように呼びかけます。

そして穂高は強引に屋上を目指すものの、須賀はそれを止めます。その際、廃ビルに放棄した銃を手にし、須賀に銃口を向けます。

穂高は「ただ、もう一度あの人に会いたいんだ」(セリフは要検証)と叫びますが、警察に取り押さえられてしまいます。

しかし、その穂高の純粋な気持ちに動かされた須賀は警察にタックル。穂高は屋上へ行くことができます。

そして神社の鳥居をくぐりながら、「晴れが来なくとも、陽菜が欲しい、天気はどうでもよい」といった趣旨の言葉を叫びます。

穂高が選んだ個人の幸せ

3年がたち、穂高は再び東京を訪れます。東京は今でも雨が降り続け、三分の一が水の底にある状況になっていました。

穂高は二年前に自分が作った晴れ女ビジネスのサイトに来ていた依頼主の下へ向かいます。その依頼主は立花家でした。立花家は雨で家が沈み、今ではマンション?のような場所に住んでいました。

そしておばあさんは言います。「東京は昔な水の都であった。結局元に戻っただけなのだ」と。

穂高は須賀が経営するオフィスを訪れます。須賀のオフィスは三年前をは比べ物にならないくらいきれいで、下位者も順調のようでした。そして陽菜に会いに行ったのか、会いに行くよう勧めます。

穂高は陽菜の家へ行く道にある坂を上ります。そうすると彼女は坂の上で待っていました。

そこで「世界は最初からくるっていたのではない。僕らが変えたのだ。」と穂高は言います。

叫び終わると同時に二人は駆け出し、「僕たちは大丈夫だ」と穂高がいいます。

見終わった感想

今作は間違いなく、今年の夏のベスト映画になると感じました。まだすべて見れていませんが、今年は天気の子の年になることはほぼ間違いないといえます。

更に、全体の感想としては「おもしろい」というものでした。

今回はそのような感想に立って、いくつか感じたことを紹介していきます。

監視社会への疑問と同調圧力

新海さんは全体として高度なIT化には賛成しているものの、いわゆる監視社会には疑問を持っているのではないでしょうか。

例えば、穂高が警察に見つかる端緒となるのもSNSの投稿であったし、穂高が発砲するシーンも監視カメラの映像(おそらくミラー越しだった)で発覚します。

更に印象的であったのはストーリーの最後のシーンでは各登場人物がみんなの正解ではなく、個人の正解をする場面でした。

凪が警察をだまし、夏美も警察とのカーチェース、更には穂高が線路を疾走するシーン、須賀の警察にタックルするシーン、穂高が天気ではなく、陽菜を選択するシーン。

すべてにおいて、みんな(公共的な)の正解ではありません。

新海さんは幸せの追求は個人の正解を求めてもいいのではないか、今の社会は個人の幸せではなく、公共の幸せを求めすぎているのではないか、ということを言いたかったのだと感じました。

更に、環境問題というみんなが悪い問題なのに、個人に責任を求めるという構造的な矛盾を指摘したかったのかもしれません。

環境問題をどのようにとらえているのかまでは踏み込んでいない?

僕の読解力では環境問題を解決しようといった提起はされていなかったように感じました。環境がいかに変化しようとも元気に遊んでいる子供や、なんだかんだ3年後の東京でもみんな普通に暮らしているシーンを見ると、問題解決を促しているのではなく、心配せずに乗り越えようてきなことを言ってるのではと思ってしまいました。

『天気の子』の個人的な評価

まあ評価は常に私見(個人の見解)なのでわざわざ個人的という必要もありませんが、評価をしていきます。

ちなみに僕の基準では

  • 5→誰が見ても納得
  • 4.5→僕的には最高だけど、人によっては違うかも(でも最高がマジョリティ)
  • 4→僕的には割と最高で、人によってもそんな感じ
  • 3.5→見て得るものはあったかな。割と良い映画。
  • 3→見た時間は回収できた。
  • 2.5→途中で見たくなくなったけど、最後まで見た
  • 2→拳で抵抗したくなる
  • 1.5→BGMにもしたくない
  • 1→誰が作ったらこんなになるんや

 

ちなみに、こどもつかいが僕の中では1です。前半はよかったのですが、後半はホラーでもなんでもなくストーリが崩壊。観客がしょうもなすぎて笑ったり、なんでお前がいるんだよっていう突っ込みが複数人からでた劇場ははじめてでした。

全体 4

全体としては4の評価が妥当かなと感じました。正直天気の子は君の名はと比べることができない作品であるのにもかかわらず、前作の印象がでかすぎで比較してしまう、矛盾的な作品だと感じました。

あんまり期待していなかったら4.5とか言ってそうで自分の尺度が心配になりますが、できるだけ客観的に評価するとこのようになるかと思います。

では理由ですが、君の名は程エンタメにもっていかなかったので、若干中途半端さが出てしまったと思います

君の名は、は若干の矛盾点などを抜きにしてもテンポ、観客の感情を巧みに操った作品でした。特にその方向性はエンターテイメントとして抜群でした。

ただ、天気の子はそういったエンターテイメントさは少し消え、メッセージ性や内容で勝負してきたように感じました。

そういった意味では若干突き抜けてなかったかなと思います。

作画 5

作画は完璧でした。というか素人が口出せない領域にいるので5しか出しようがないです。

作品の流れ 4

先ほども述べましたが、テンポは君の名はと比べてしまうと落ちているように思います(だからと言って評価が低くなるというわけでもない)

例えば作品の序盤から映像を止め、効果音が流れるという編集が多用されているように思います。

これは人によっては映像美によって魅了される最大のシーンとなりますが、人によってはあまり意味のないシーンとなってしまうと思います。

そういった意味での流れとしては5点や4.5点ではないかなというのが僕の感想です。

いかがだったでしょうか

今回の記事が役に立った、面白かったという人はSNSで拡散・シェアしてくれると嬉しいです。意見や考察などありましたら教えていただけると嬉しかったりします。

最後に最近見た映画(オンラインで)の評価はこんなんだよってのを載せておきます。

シックスセンス → 4.5

パーフェクトワールド → 4.5

シェフ → 4

君の名は → 4.5

ホワイトハウスダウン →3.5

です。

割と名作ばかり見ているせいか、よい作品ばかりです。

それでは

この記事を書いた人
さの

どうもこんにちは、佐野です。
最近は旅行、ガジェットを中心に記事を書いています。今年は台湾、韓国、マレーシア、オーストラリア、イギリスと海外を多く訪れる予定です。
そのため、旅行もお金がかからないように、マイルを使ったりポイントを使ったりしています。
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